旧ブログ 孔版印刷(有)大石孔版のブログ: 10月 2010

2010年10月30日土曜日

製版

こちらの写真は製版時に使うヒッパラーという機械です。
最近いくつかのヒッパラーの調子が悪い…

ヒッパラー



といいますのは
↓このようにシルク布((現在ではテトロン(化学繊維)を使用))をヒッパラーで引っ張り合い枠に貼り付けるのですが、
(実際の製版時はこんなにダルダルにたるませては駄目。)
コンプレッサーで圧力をかけ引っ張っている時にテトロンがすりぬけてしまうのです。















原因は大体把握していて、それは。
「かみ合わせの部分の上下のゴムの磨耗により摩擦の力が減った」
だとおもっています。
このテトロンの張り方が強くても印刷時に破れやすくなります。
弱いと印刷時印刷部分がにじみやすくなります。

新しいのに交換しないといけません。
(交換して直らなかったどうしよう…。)

かみ合わせのゴム



完成した版


























状態の良いヒッパラーを使えば問題なく作れるので、早く交換部品を入手して
全ていい状態しないと!

凄い簡単に製版についても書きました。
さらにここから、感光液塗布、露光と段階をこなしていくのですが、今日はひとまずこれくらいにしておきます。

写真のテトロンは280メッシュ 斜張り(別名バイアス。…バイヤスかも…)
という作りなのですが、印刷物によってメッシュを荒くしたり細かくしたり、張り方も斜めや真直ぐ、黄色のテトロンのほかに白いテトロンも使います。

細かくもっと説明できるので、(一度に書くと、とっても長くなるので)また機会を見て…。(なるべく早く書きます。)


印刷までに、色んな工程があり印刷に向けての準備をします。
しっかり準備をして、良い印刷が出来ると、とっても気持ちが良いです。


2010年10月20日水曜日

ダンボール

ダンボールに印刷
ダンボール
印刷色 赤





























やはり赤色のほうが危機感出ます。

2010年10月18日月曜日

透明のビニール袋

透明ビニール袋
A4サイズ























↓拡大版





















実は上の写真の印刷前にも印刷したのですが、乾燥後爪で引っかいてみたところ、簡単にはがれてしまいました。インキを換えて印刷。
今度は大丈夫。クリアファイルに使うインキでしっかり接着しました。

2010年10月16日土曜日

CDケース⑥

CDケース
印刷色 赤黄

2010年10月15日金曜日

関係者以外立入禁止 火気厳禁


今まで張ってあるのは20年以上前に張ったもの
古バージョン↓



NEW 
大きさ H225×W80
色 朱赤

↑2010年設置

↓2014年現在
室内であれば、褪色は全く見られません。


自分のお店や各店舗に同じものを複数設置したい場合
社名も入れることができますし、お勧めです。




ダンボール
上の写真はダンボールです。
同じ版、で印刷しています。




2010年10月7日木曜日

silkscreen-printingの大石孔版です。
鉄に印刷しました。

素材 鉄
印刷範囲 H60×W120
印刷色 黒


























爪でかいても、セロテープで剥がそうとしても、アルコールで拭いても、水で拭いてもはがれません。



セロテープで剥がそうとする


2010年10月6日水曜日

ビロード紙

ビロード紙への印刷。

素材 ビロード紙
印刷範囲 H35×W170
印刷色 黒






















先日、印刷した長靴ですが、翌日乾いた後に爪でこすったら傷が入ってしまいました。
ですから、違うインキで刷りなおしました。
経過はまた載せます。

2010年10月5日火曜日

印刷機

↓こちらは印刷機を斜めの角度から撮影したものです。


印刷機 




















この印刷機は、大石孔版創業時から一番長く使用しています。
万能でまだまだ現役です。かなり使いやすいです。
版をはさむ所は長年積まれたインキが取れなくなってこびりついています。(拭いても、もうとれません…)
油を差したり、印刷機のチェックは欠かせません。壊れて欲しくない…。
印刷機は大小合わせて全部で5台ありますので、印刷物によって機械を分けてます。その5台のなかにはTシャツ用、最近ではめっきり減ってしまいましたが捨て看板用もあります。
この印刷機は2番目に小さい刷機で、手刷り専用です。
印刷台の無数の穴はバキューム機能で印刷時版を下げると自動で穴から空気を吸い取り印刷物を押さえます。
版を上げた時はバキュームがOFFになり、左側にある棒についている分銅の調節により版を固定、上げたままでも下がってこないようにします。
バキューム使用時はかなりの音がします。
印刷機の紹介でした。


ブログ初めて早くも一ヶ月過ぎていました。
もうちょっと質を上げたい…。

2010年10月2日土曜日

シルクスクリーン印刷を使用した芸術家+トラッピング


ROY LICHTENSTEIN




























ロイ・リキテンステイン
↑アンディー・ウォーホールと並ぶポップアート芸術家
シルクスクリーン印刷使用作品多し

CDケース1色目

























CDケース 2色目
 


























シルク印刷の場合、色を重ねてする場合どちらかの色を太らせます(トラッピング)。
今回は、下側の黒(丸)を太くしてその上に正しい大きさの赤を印刷しました。普通は赤を先に印刷してその上から黒をかぶせます。(赤の下から黒が透けてしまうことがありますので)


どちらかを太らしておかないと、色と色の境界線の隙間が空いてしまうことがあるからです。
先に赤のPOPを印刷したならばPOPを太らしておいてその上に正しい大きさの丸を印刷します。

印刷道具 (スキージ)

スキージ


















印刷に使うスキージです。かなり古いです。
けどまだまだ現役です。
いい仕事してくれます。

木の部分を持ち、ゴムの部分(色付いているところです。)で印刷します。

黄色と青で比べると黄色のほうがゴムの部分が柔らかいです。
印刷物によって硬さを分けて使います。
このスキージは一番小さいタイプのものです。
ゴムの部分は印刷の回数を重ねていくと、欠けたりしますから、そういう場合平になるように削り器で研ぎ、ゴムが浅くなってくると新しいゴムに交換します。写真のスキージのゴムも何回も交換しています。