旧ブログ 孔版印刷(有)大石孔版のブログ: 4月 2015

2015年4月27日月曜日

色紙の印刷

筆で描いた字と、はんこを押した色紙。

うまく書けた。これを何枚もほしい。
何枚も書いて人に配りたい、

と思っても100枚まったく同じように書けるかといったらなかなか難しい。

集中力も時間も必要。

集中していても、はねの部分が少しはねすぎてしまって、
この点だけ消したいなあなんてことや、

字は上手に書けたけど、はんこがすこし滲んでしまった…。
なんてことが枚数こなせば中には数枚出てくることもあります。

なにより時間がない!など

コピーできれば!とおもっても家庭用のプリンターだとちょっと濃さが足りないなあ。
なんて場合ありませんか、文字の印刷、色紙の印刷 シルク印刷でも対応できるんです。

でもどれくらいの精度で印刷できるのか知りたい方もいるはず。
おもってた仕上がりと違う!と手に取ってきづいたら手遅れですし。

ということで今回は色紙の印刷について書いていきます。
色紙に文字とはんこを印刷
実際に印刷した色紙


羊という文字に特に意味はありません、
今年が羊年ということでたまたまおもいついただけです。



拡大写真



色紙に印刷した例でこのページは進めていきますが、
紙全般の印刷に当てはまりますので、色紙以外にも特殊紙などに印刷を考えている場合、

こんな紙に印刷したいなあなんて言う場合の参考にしていただけると嬉しいです。
お問い合わせお待ちしております。




色紙に社名を印刷
拡大写真















































ここまでは実際に印刷した場合の仕上がり具合について紹介しました。

ここからは紙に書いたデザインから印刷までの流れを書いていきます。
今回はパソコンでプリントアウトしたデータからつくります。



下のコピー用紙に印字された文字を色紙に印刷します。
左下はんこの部分は朱で印刷します




プリントアウトした紙




 



印刷の流れとしまして

①元原稿(色紙に書いた文字)を印刷用にパソコンにとりこみデータ化する。

②版(型)を作る

③印刷

④乾燥

⑤完成

①写真はコピー用紙に黒でプリントアウトした紙です。

半紙に筆で描いた文字からでも同じように作業してきますので、
その場合に当てはめてご覧になってください。



これをデータ化します。



まずはパソコンに取り込みます。


原稿を取り込んだ直後







元原稿には文字に縦スジが入っていましたので、
そのまま縦スジごと取り込まれました。

しかしこのスジはいらないのでスジはなくします。
修正が必要な個所があればあらかじめ教えていただければ修正可能です。

たとえば、必要ないところに墨を垂らしてしまってそこだけ消したいなど。

修正必要のない場合はそのまま進めます。



修正後データ


色紙の形に合わせて位置決め等を行います。

スジは消えて、文字の形も紙の原稿とほとんど違いはありません。


これでデータは完成です。

これで版(型)をつくって印刷します。





















































版を作る前でしたら、文字の位置を動かしたりもできます。

名前が右にある色紙は見たことないのですが
動かすこともできます。

1mmほど左に動かしたいなど対応できます。



印刷後と紙データ比較

紙に書いた文字を色紙にプリント

紙データから印刷までをもう少し詳しく

上手く字が書けて見渡していたら、ちょっと黒いシミをみつけてしまった。
墨を少し垂らしてしまった。
どんなに注意していても起きてしまうことです。

そのような場合原稿をパソコンでデータ化するときに修正できます。

写真②の“取る”というところの点を消して印刷してみます。

写真②“重なり部分の精度”の赤と黒が重なっている部分があります。
実際の印刷時にはまず赤色の部分を印刷し 乾燥させてから黒を印刷します。

つまり赤色に黒色がかさなるのですが、

赤と黒の境界線の色が曖昧です。

どういうことかというと、重なり部分は赤と黒が混ざっているので、
純粋な黒と赤として色をデータとして抽出できず、結果隙間ができてしまいます。

黒と赤の境目はぴったりそろわなくなるということです。

修正すればある程度治せるのですが元原稿と全く同じというわけいかなくなります
のでご注意ください。




                                       




赤を抽出したデータ


黒を抽出したデータ

上に枚を重ねたデータ
































































完成色紙











































原稿 色紙比べた画像








小さい文字もくっきり再現

消したいところを修正して印刷













































色が重なったところはピタリとはあわなくなります。

このくらいなら良いよという方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに赤色はもっと朱色の方がいいなど、調節が可能です。





































色紙や紙に、自分が書いた文字を印刷したいという場合お問い合わせください。

2015年4月23日木曜日

アルミ板に名入れ

アルミ板にプリント






会社、病院など受付や壁に
資格保有者や管理人のネームプレートが掲げられているのを見かけます。



ステンレスやアルミ板に印刷できればなあと思っている方もいらっしゃるはず。


会社名、資格名、そしてお名前等、載せたい情報を印刷できます。


 

ホームセンターで買った無地の100㎜×300㎜のアルミ板に黒で印刷しました。

文字の大きさは40ptくらいです。

黒は安定の視認性です。

白でも印刷してみましたが、黒に比べると少し目立っていないかなという印象。

アルミ板ですので蛍光灯などの光の反射具合によって見えにくいときがあります。


家の表札としても印刷いたします。

プレート部分を送っていいただければ、印刷して返送いたします。

拡大画像

アルミ板に社名を黒と白で印刷
拡大画像











































































光の反射でなかなか良い角度から撮影できなかったのですが。


小さい文字も印刷できます。


拡大画像

























































画像の文字は10ptです。これ以上小さいと文字がつぶれてしまったりする可能性が出てきます。



社長室などにいかがでしょう?

大きいアルミ板等で価格表なども印刷できます。

その他金属(ステンレス)にも印刷できます。


基本材料は支給していただきます。


周りに縁がついているものなどは印刷できない場合がございます。

こちらの素材印刷後に高熱を当ててインキを素材に硬化させます。



1点から受け付けております。



個人、法人問わずお問い合わせください。

2015年4月17日金曜日

黒い紙に白で印刷

 黒い紙に印刷

名刺サイズの紙(55mm×91㎜)に白一色で印刷。

まずは一枚目

一度刷りでもOKですが、白の中にところどころ素材の色も感じられる仕上がりです。
仕上がりの好みは人によって分かれると思います。












二枚目
二枚目も同じじゃん!と思われるかもしれませんが、二回印刷しています。
濃く印刷したい場合2回印刷する、インキ堅めで印刷する、版のセットの仕方をすこし
変える等やり方がありますが今回は二回刷りを選択。














                                                                                 






 スクリプト書体も印刷できます。
スクリプト書体や日本語の明朝体は先っぽが細くなっているので、インキが上手く印刷されないことがあります。インキが版を通らなくて詰まってしまってかすれた感じになるんです。

書体の大きさが今回はそれなりにあったので(72pt)端までしっかり印刷できました。
10pt未満の文字でスクリプトや明朝体の場合はインキがしっかり印字されないかもしれません、かすれたり滲むことがありますまた印刷する素材によっても変わります。
ざらざらしている紙だと滲みぎみになるし、つるつるしているときれいに印刷できます。

紙に印刷の場合は比較的印刷しやすいです。





















2回印刷






































これはすこしインキが堅くなりすぎて文字内が欠けたようにもなっています。

何回も印刷すれば、インキが重なっていきますので滲みが発生しますし、
インキを堅くしすぎればインキが版を通りにくくなってかすれたりします。

これはインキが堅すぎました。












上の写真4枚並べました






























黒い紙に白い印刷できます。

色々書きましたが、


濃いだの薄いだの滲みだの良くわからないし、とにかく黒い紙に白で印刷してほしい。
このフォントの大きさじゃ小さすぎるか?
この紙に印刷してほしいんだけどできる?

等お問い合わせください。

個人の方、法人の方問いません。















2015年4月13日月曜日

USBメモリーに印刷

USBに名入れ印刷





























USBメモリーに会社名や名前などを印刷できます。
プレゼントや記念品等いかがでしょう?

上の写真(一枚目)の
SILKSCREENの一文字の大きさが10pt
http://oishi-kohan.comの一文字の大きさが5ptです。

5ptくらいまでがキレイに印刷できる小さい文字の大きさになります。

文字数に制限はありませんが、これ以上入れると滲む、文字がつぶれてしまうなど
想定できる場合はお伝えします。

小さいスペースですからたくさんの情報を載せるよりもシンプルなデザインが目立ちます。































70mm×17mmはUSBメモリーの大きさです。

①の印刷可能範囲内に小さい四角で一部分区切られていますが、ここはLOCKという
文字が突き出ていてこの上には印刷できません。

下の図は上の写真の②の部分から見た図ですが、そこからみると印刷した表面が平ら
ではなく少し弧を描いています。シルク印刷は印刷するには表面が平らなことが
基本条件ですが、これくらいの弧なら問題なく印刷できます。

といってもこちらの感覚というのもありますので、このUSBは印刷できるか等ありましたら
ご連絡ください。
















今回印刷した形に限らずUSBメモリーの印刷致します。

USBメモリーは支給してただきます。

木やシルバーコーティングされたものなど色々な形のUSBが出回っておりますので、
お気に入りのUSBがありましたら支給していただければ印刷して返送いたします。

USBの素材によってはインキが接着しない場合もありますので、接着テストをさせていただく場合があります。接着するインキがない場合USBを他の形のものにしていただくなど
対応して戴きたいです。

基本的に文字やロゴを印刷します。
カラー数等デザインによっては対応できない場合がありますので、
データの写真などあれば送っていただければそれを見てお見積もり出しますのでご連絡ください。

デザインがある場合は入稿していただき、ない場合は手書きなどで大体の雰囲気をかいていただければそれをもとにデータ作成いたします。
複雑なデータやロゴを0から作るということはできませんのでご了承ください。


シルク印刷は最初に版(型)を作成する必要があります。
版代+印刷代+発送料+消費税です。

1年後同じデザインでまた印刷したい場合は版を保存してありますので、
印刷代+発送料+消費税となります。

USBメモリーひとつからでも印刷はお受けいたしますが、
数が多いほどひとつあたりの単価は下がります。


2015年4月9日木曜日

番号札

番号や記号を印刷したものが欲しいなあ。ってことありませんか?

アルファベットや数字を順番に印刷してあるものが欲しいという場合印刷します!

基本板は支給していただきますので、この板に印刷して欲しいという場合にも
最適です。

 ↓実際に印刷したもの 白のアクリル板に黒で印刷です。
50㎜×70㎜の板










































今回はアクリル板に印刷しましたが、色つきの塩ビ板等にも印刷できます
色つきの板に白で印刷ももちろん大丈夫です。

素材と印刷色の組み合わせによっては印刷色が目立たない場合もあります。












他にもたとえば数字 やアルファベット
100以上でもとびとびの数字でも大丈夫






入れたい数字や記号など印刷できます。













2015年4月2日木曜日

つるつるなスチロール版に1色で目立たせる

発砲スチロールは簡単に壊れてしまうイメージがあると思います。

それにぼこぼこして欠片がはがれてくることもしばしば。
そんなスチロールという素材ですが、似たようなものですべすべした平らな板もあります。

発泡スチロールはところどころ隙間が空いていて、ひっかいたり落としたりすると
欠片がはがれおちます。


この板の場合も簡単に折れますが、軽く触ってボロボロ欠片がこぼれたりということはありません。

大変軽いので、以前はよくプリントしてデパート等の室内の屋根からつる下げて
ポップとしてつかわれていました。









シルク印刷でスチロールを印刷する場合 一色毎に版を作り、一色ごとにプリントします。

写真などたくさんの色を使うものは、簡単に出力できるインクジェットプリンターにとって代わりましたのでほとんど出番はなくなりました。

しかし、少ない色数で制作するなら、シルク印刷がお勧めです。

写真のプリントには向かないのですが、
シルク印刷の場合素材に直接印刷でき、1色、2色、3色くらいのプリントで枚数がまとまってあれば(50枚や100枚)ならば金額的にも比較的安くプリントできます。

同じデザインのもので何枚もほしいなんて場合特に最適です。


↓お店等でみたことあるはず。こちらは写真ではなくデータです。





↓印刷しました






1色の発色がかなりつよいので、高級感を与えてくれます。

分厚いスチロールの板にも印刷可能ですので、
インパクト与えるポップを作りたい場合などとてもお勧めです。