旧ブログ 孔版印刷(有)大石孔版のブログ: デニム生地へのプリント

2015年9月12日土曜日

デニム生地へのプリント




















 










デニム生地にプリントしました。
150mm×150mm

やはり、目立たせたいということで、なるべく濃くなるように印刷してみました。

濃くなるようにするには少しでもインクを厚く盛るように印刷するのですが、
インキの層が厚くなるほど、使っているうちに生地を伸ばしたり、折り曲げたりこすったりするとインキ部分がひび割れる可能性が高くなります。

インキの層はゴムのような感触ですが、デニム生地はジーンズだったり
折り曲げて使いますし、外部に触れて擦れます。

新品の状態はご覧のとおり綺麗ですが、

それは、濃さを求めずに印刷したものも経年劣化という形で同じように色がより薄くなったり
欠けたりします。

②ランダムに印刷


ランダムに印刷して、みました。
平らなところは問題なく印刷できます。
③マチの部分だったり
④やぶれている部分にもプリントしましたが、

 ③裏面の影響がでて掠れてしまっている箇所がある。

破れているので当然プリントが欠ける。
この次に印刷するものは確実に滲みます。


⑤裏面

そして心配かと思われるのが、洗濯した場合プリント部分が落ちてしまわないかということ。
基本熱処理でインクを硬化させます。

熱処理をしないで自然に硬化できるインキの場合は乾燥時間を設けると自然に硬化します。
生地によって自然に硬化する時間は変わってきますので必ず、テスト印刷をお勧めします。

自然乾燥の目安は生地によっても違いますし、一概にどのくらい乾かせば良いというのは
お答えできません。自然乾燥させても取れてしまうこともあるかもしれません

テスト印刷をせず納品後インキが取れてしまったという場合の責任は取れませんので
ご了承ください。

②-⑤は同じもので、いろいろな角度から撮影したのですが、
実はこれ手もみで洗剤をつけて洗って半乾きの写真です。

④はjeansの文字の上の横に向いているWはあらって落ちたわけではなく、
ランダムで印刷したことにより版に印刷した部分のインキ転写されてついてしまったものです。

とは言っても1度洗濯しただけで、2回目印刷したらとれてしまうと心配されるかもしれません。
引き続き洗濯したり、水につけたりしてその後の経過をこのブログに載せていきたいと思います。



つづいてジーンズのベルトを通すところに印刷しました。
こうやってみると、きれいにプリントされています。






横から見た写真

つづいて横から移した写真
denimのmの文字の下側のインクが盛り上がっています。

裏側をめくると段差になっているので、このようなことが起きる場合があります。

手で印刷していますので、手作り感が好きという場合このくらいのがむしろ良いという場合もあるので、一概に失敗とも言えません。

もちろん、部分的に盛り上がらずに印刷刷ることを意識していますが、
1本1本寸分の狂いなくジーンズが作られていないように、
10本注文があってすべて同じようにきれいに同じようなインキの厚みで印刷できるという
保証はできません。





Wの下の方が盛り上がっている





こちらもベルトを通して使うので擦れます。
ので使用して経過具合を報告していきたいと思います。

デニム生地に印刷可能です。

生地をこちらでは用意しておりませんので、
急ぎでない場合など、時間はかかりますが、
生地のサンプルがあれば、テスト印刷も可能です。

お問い合わせの際に詳しくお伝えください。

お問い合わせいただいて、条件などが折り合わず
対応できない場合もあります。その際はご了承ください。