旧ブログ 孔版印刷(有)大石孔版のブログ: 布地の段差がある部分に印刷すると

2015年8月21日金曜日

布地の段差がある部分に印刷すると


まずは白で印刷。



安定の白で印刷。

印刷範囲はW130mm×H50mmです。
白いラバーインキでプリントです。

厚く濃く印刷できるのがシルク印刷の特徴です。
と何度も書いていますが、写真は二度刷りです。

一度刷りだとだと少し物足りない印象。

写真の書体のようなスクリプト書体でもこれくらいの大きさで、
線がはっきりしていれば綺麗にプリントできます。

フォントの大きさが小さいと、版にインキが通りきらず掠れてしまいます。

ただ、この厚く濃くという点ですが、
シルク印刷では何度もした上にインキを重ね刷りしていくことが可能で、
印刷するごとに厚くインキの層が盛られていきますが、
あまりにも厚くインキを盛るとインキの部分がひび割れます。

Tシャツなどで何度も洗濯していると、印刷したところがひび割れてきますが、
それは使用による劣化ですが、

シャツや布は折り曲げたりするのでインキの層が厚いとさらにひび割れやすくなります。

敢えてひび割れさせるクラック加工というものもあるので、
ひび割れることが良くないということではないです。

そして次は段差のあるところに印刷。


平らな面に限り印刷できますと、このブログにもよく書いているのですが、
上の写真は布地についているポケットと平らな部分を繋いでいる写真です。

平らな部分にポケット縫い付けられている生地なので、
エプロンを想像していただければわかりやすいと思います。(実際エプロンに印刷しているので。)

段差があるとインキがつなぎ目の部分に届かず
②の写真のようにインキがついていない状態になります。

あとは、この部分を筆などでなぞって埋めるしかありません。
そうすると、近くで見るとやはり不自然に見えてしまいます。


少し離れてみると意外に気づかなかったりもするので、
確認してそれでも良いといった場合は段差があっても印刷いたします。
①と②を並べた写真


続いて赤でも印刷しました。

黒の下地に赤だと思っているよりも目立っていない印象かもしれませんが
これでも3回印刷を重ねています。

拡大画像。

黒生地に白はやはりダントツで目立ちます。

ちなみに個人的に好きな色は赤です。

エプロン意外にも、キャラコなどの布にも印刷します。

デザインがあって、個人的に何か作りたい場合など
印刷はお任せください。


すでにお使いのエプロンなどで、それにプリントしたいという場合にも
送っていただければ印刷後返送します。

何枚も印刷後思ってた感じの仕上がりと違う!という場合もあるかもしれませんので
最初に1枚送っていただければサンプル印刷することもできます。

お問い合わせお待ちしております。